逐次通訳は、人と人の間に位置して行う通訳方法です。 1人の発言者が少し話してから通訳士が訳すと、他の発言者がそれに対して答えるといった展開になります。
ウィスパリングという通訳方法もあります。同時通訳と似ていますが、通訳士は機材を使わずに訳を聞く人に小さな声でささやくように訳します。どちらの方法も可能ですが、会話の流れに合わせて訳されるのを好まれるお客様が多いです。
通訳をするというのは、イントネーションに含まれるニュアンスの全てを反映させることでもあり、これは、発言者を真似るためではなく、言葉として表現されていなくても同じ言語を話す他の人ならわかるはずのことを伝えるためです。
フランス人もよく知っている日本人のお辞儀の角度の使い分けのほかに、より敬意を明確に示すためにボイスプレイスメントを言葉に加えたり、あるいは上体をまっすぐ保ち足をしっかり地面に付けて、「はい、頑張ります」といった断言をするなどの様々な状況があります。
また、言葉や音節がゆっくり始まるときは、疑念やためらいが示されていることが多いです。 「そうです!」と「そ~です~」は同じ意味合いを持っていません。
私はこれまで技術分野で多くの通訳の仕事ができ、大変恵まれていました。複数の日本企業で社員として働き、それぞれ異なる技術の世界に親しむ機会があり、経験を積むことで確固とした基盤を築くことができたのです。
ミーティングや交渉の席、機械の設置、電源投入、更にはスタッフの研修などにおいて、専門的な仕事をしている人々が完璧に理解し合う橋渡し役となるというのは、魔法がかかったような気持ちにさせられます。通訳をする分野が何であっても、通訳士は発言者と同じレベルになるように、その分野のプロが持つ能力を通訳士は完璧に理解できなければなりません。